英国では、2010年5月に行われた総選挙の結果、1997年以来13年振りとなる政権交代が実現しました。労働党に代わり、今後5年間英国の政治を担うのは、保守党と自由民主党とによる連立政権です。
この連立政権により、その市民社会政策の基本的な方向性を示した政策文書「大きな社会(ビッグ・ソサエティ)の構築(Building the Big Society)」が発表されました。連立政権は、政権が発足して間もない5月18日に市民社会セクター側のリーダーを交えた円卓会議を実施し、その場でこの文書が示されました。今回はこの政策文書をもとに、英国新政権の市民社会政策を紹介し、政権交代による市民社会政策の変化や今後の英国民間非営利公益セクターに対する含意などについて、考えていきたいと思います。